訪問の実際

令和5年7月の開設以来、多くの皆様とのご縁をいただいております。ご自宅でのお看取りが割合的に多いのかもしれません。ご本人ご家族が、ご自宅での最期を望まれるなら、私たちは最期まで寄り添いたいと思っています。医療処置が多種多様な状況でも、どうしたらご自宅でその方らしくお過ごしいただけるかを、チームで考えています。

訪問実績

  2024年度の訪問実績をご報告させていただきます。

経鼻経管栄養で退院され、胃瘻栄養に移行された利用者様がいらっしゃいます。ご家族の献身的な介護により、大きな合併症を起こすことなく、入院中には難しいと思われた経口摂取に挑戦するまでに至りました。お楽しみ程度ですが口から食べる楽しみを感じていただけるようになりました。

癌末期の利用者様の中には数日で旅立たれる方もいらっしゃいます。しかし、数日から2週間と宣告されながらご自宅で数か月過ごされた方もいらっしゃいます。

そんな限りある時間の中で、

エスコンに行った、温泉に行った、点滴しながら家族で買い物に行った、お孫さんと小樽に行った、亡くなる前日や当日までご家族と食事を楽しまれた ・・・など

ご自宅だからこそ創れた「その方らしい最期の時」を刻んでいくお手伝いを微力ながら支援させていただけていると感じています。「ご家族とご自宅で過ごす」ことが想像を超えた計り知れない力を創り出す素晴らしい光景の中でともに過ごさせていただいています。

 

ご自宅で経口摂取開始された当時104歳(現在105歳)の利用者様の様子をインスタにあげています。ぜひご覧ください! 

利用者様ご家族様には快く掲載の了承をいただいています。